年末恒例の”健康酒場”は、今年も逸品の連続だった。
突き出しは五品
〔河豚白子と大根、菜の花〕
河豚の味が大根に染みて、のっけからノックアウトものの旨さ。
大根そのものの味も十全に感じられる。さっぱりとしながら深い。
〔海鼠〕
軟らかい部分と硬い部分の歯応えの差が妙味。
〔河豚白子と大根、菜の花〕
河豚の味が大根に染みて、のっけからノックアウトものの旨さ。
大根そのものの味も十全に感じられる。さっぱりとしながら深い。
〔海鼠〕
軟らかい部分と硬い部分の歯応えの差が妙味。
〔蟹肉・味噌〕
ただでさえこの時期濃厚な蟹の身に、更に濃厚な味噌をまぶして食べると、
おお、もう頬っぺたが落ちそうである。しかも量が多いんだこれが。
〔鮟肝〕
なまじのアンキモではない。生きている鮟鱇を捌いて、新鮮なとれとれの肝を
蒸しあげている。味の濃さの中に、魚ながらの爽やかさを感じ、フォアグラより
イイかもしれない。
そして〔河豚刺し〕
この量!!!!例年に増して凄いことになっている。湯引きした皮と、葱もたっぷり。
アップで。引く技術も素晴しい。
〔焼き物 鴨・白子・河豚・筍〕
鴨は天然。脂ののり、肉の歯応え、野趣な味、どれをとっても非の打ち所無し。
脂の染みた葱もいいぞ。
白子は、中から熱々が飛び出す。表面との落差がまた、味わい。
掛かっているのは味噌。でも、カレーみたいな味わいで、これがまたあう。
筍は適度な硬さ。さっくりと噛み切れる。竹の味も十分に感じる。
河豚は骨にこびり付いている身も旨い。歯でこそげて食べる。
〔河豚・白子・皮・春菊・豆腐〕
白子がデカイ。アップで。口いっぱいに頬張るのは幸せ、というもの。
皮はふるふる。コラーゲン満載だ。
味を吸った豆腐が亦良し。御代わりしちゃう。
そして〔雑炊〕
もう何杯でも食べられちゃう。
デザートは苺。これまたデカイ。
赤ちゃんのコブシ大はある、一口では食べきれない。
激しい量の飲み食いだ。でも全然、胃にはもたれず、却って爽快感さえある。