RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

歓び

年末恒例の”健康酒場”は、今年も逸品の連続だった。

突き出しは五品
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〔河豚白子と大根、菜の花〕
河豚の味が大根に染みて、のっけからノックアウトものの旨さ。
大根そのものの味も十全に感じられる。さっぱりとしながら深い。
〔海鼠〕
軟らかい部分と硬い部分の歯応えの差が妙味。

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〔蟹肉・味噌〕
ただでさえこの時期濃厚な蟹の身に、更に濃厚な味噌をまぶして食べると、
おお、もう頬っぺたが落ちそうである。しかも量が多いんだこれが。

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〔膾〕
大根・人参の薄切り・アロエの角切り・梅肉
酢の具合が丁度良い。酸っぱすぎず。アロエの粘度と食感が楽しいしさっぱり。

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〔鮟肝〕
なまじのアンキモではない。生きている鮟鱇を捌いて、新鮮なとれとれの肝を
蒸しあげている。味の濃さの中に、魚ながらの爽やかさを感じ、フォアグラより
イイかもしれない。

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岩牡蠣〕長崎産。写真ではよく判らないが、殻の厚みが尋常ではない。
従い、身もぷりっぷりっとデカい。つるっとした喉越しと、汐の味わい。

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そして〔河豚刺し〕
この量!!!!例年に増して凄いことになっている。湯引きした皮と、葱もたっぷり。

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アップで。引く技術も素晴しい。

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ビール→冷酒→鰭酒と、飲み物を繋ぐ。
〔酒中楽康 純米吟醸
辛口の飲み口はすっきりだが、次第に重みのある味わいと香りが立ち上がってくる。
すいすいと呑める酒ではないが、河豚にはぴったりだ。

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〔焼き物 鴨・白子・河豚・筍〕
鴨は天然。脂ののり、肉の歯応え、野趣な味、どれをとっても非の打ち所無し。
脂の染みた葱もいいぞ。
白子は、中から熱々が飛び出す。表面との落差がまた、味わい。
掛かっているのは味噌。でも、カレーみたいな味わいで、これがまたあう。
筍は適度な硬さ。さっくりと噛み切れる。竹の味も十分に感じる。
河豚は骨にこびり付いている身も旨い。歯でこそげて食べる。

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〔河豚・白子・皮・春菊・豆腐〕
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白子がデカイ。アップで。口いっぱいに頬張るのは幸せ、というもの。
皮はふるふる。コラーゲン満載だ。
味を吸った豆腐が亦良し。御代わりしちゃう。

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そして〔雑炊〕
もう何杯でも食べられちゃう。

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デザートは苺。これまたデカイ。
赤ちゃんのコブシ大はある、一口では食べきれない。

激しい量の飲み食いだ。でも全然、胃にはもたれず、却って爽快感さえある。