寒さが増せば、魚の脂も乗り、旨味も増すと言うものだが、
今回の『膳』では、握りよりも酒の肴を多く頂いた。
今回の『膳』では、握りよりも酒の肴を多く頂いた。
《牡蠣のオイル付け》
「オリーブオイルは冷やすと濁るので」とサラダ油に漬け込まれている。
歯応えと濃縮した旨味を味わう。
《鱈の白子》
まだ少し早い気もするが・・・・。さっと炙れば、熱々が中から蕩け出る。
《トロの炙り》
脂は適度に落ち、旨味はそのまま残る。
貝柱の両面をさっと焼き、ツメを塗り、海苔で挟んで頂く。
焼き餅みたいだな。貝の食感が楽しいな。
烏賊ゲソも炙ってツメを塗り、七味を振る。これも独特の歯応え。
《小肌》
《新子》からは随分と離れてしまった。〆かた、握りかた、全てが異なる。
これなりの良さがある。
《鉄火・中トロ巻き》
巻きの半分を赤味で、もう半分を中トロでと、別けてもらった。
巴とはまた異なる、見目の妙味。
《煮蛤》
〆はこれ。常時仕込まれるものではないので、有り無しは運。
身も張っているが、軟らかさも上々だな。
勿論、これ以外にも、刺身類や握りも頂き、
ビールに日本酒で、至福の時間である。
ビールに日本酒で、至福の時間である。