RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

君と歩こう@TOHOシネマズ六本木~TIFF 2009年10月18日(日)

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昨年に引き続き“TIFF”の招待券を頂いた。
【SCREEN 1】は164席と小さめながら、チケットは早々とSOLD OUT。
でも、席にちらほらと空きがあるのは何時ものこと。来ない招待客は
いるからなぁ。

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実は監督・脚本を兼ねる『石井裕也』の作品を観るのは、
これが初めてだったりする。

34歳の独身英語教師『明美(目黒真希)』と、
うだつのあがらない男子高生『ノリオ(森岡龍)』が、
田舎から東京へ「駆け落ち」する場面から、いきなり始まる。

駆け落ちに到る経緯は、後々カットバックを挟み込み、語られるが、
その詳細が詳らかにされることは無い。
背景の解釈は、ぽ~んと投げられるように、観客に委ねられてしまうのだ。

東京に出て来た二人は、アパートを借り同居を始めるが、
「お金は沢山あるから」という『明美』は、実はカラオケ店でアルバイトをし、
勉強をしなくてはいけない『ノリオ』は、図書館で知り合った小学生と遊び呆けている。

そんな彼らの生活に、カラオケ店でアルバイトする女子高生が絡み、
物語は予想もしない方向に転がって行く。


一言で言ってしまうと、静と動、メリハリの効いた映画。
それは、会話然り、カメラの動き然り。
言い争う場面では激しく言葉が飛び交う。
初めての渋谷で戸惑う場面のカメラのブレは、躍動的ですらある。
また、会話の内容も、脚本の妙。これが無ければ、魅力は半減する。

先に述べた通り、他を観ていないので、本作だけかもしれないが、
全てのエピソードについて、何ら結末がつけられることは無い。
何れもが、放り出されたように中途半端な状態で提示され、御仕舞い
である。
それが、特徴であり、持ち味、と言ってしまえばそれまでだが、
受け取る側からすると、何とも消化不良だ。

逆に、エピローグの取って付けたようなエピソードが、
二人のこれからを感じさせる、味の良い余韻をもたらし、
個人的には気に入った。


このような”映画祭”の常として、開映前には主要キャストの挨拶、
終映後には質疑応答のコーナーが設けられていた。
席が前の方だったので『目黒真希』を間近で見ることが出来たが、
いや肌が綺麗でビックリ。背も高いし、小顔だし。
やはりモデル出身だけあるね。