RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

懐食みちば@銀座:懐石

前回は水無月のメニューだったが、
今回は”葉月”(って、もう9月だし・・・・)。

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このようなラインナップ。

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前菜は盛り合わせ。
《鮎うるか酢立釜》
苦味のある肝とは正反対。さっぱりした中にも滋味深い。
《トマトワイン漬》
鬼灯の中に入っている。ポートワインに漬けたトマトは、葡萄色。
ワインのとトマトの甘味が相まって、美味い。

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お椀は《松茸土瓶蒸》
かなり早い気もするが、韓国産とのこと。でも、香りは強いとの解説あり。
酢橘を搾りいれ、先ず汁を杯で頂く。はふぅ~。旨い。
松茸はしゃくしゃくと、良い歯応え。

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刺身は《三種盛り》
白身・光もの・赤味。鮪は爽やかさの中に脂の旨味を軽妙に感じる。

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焼物は、メニューには無いが口頭で説明を受けた《焼鮎の甘露煮》。
頭からバリバリ、骨まで頂くと、肝の苦味と身の甘味が相まって
陶然とする味わい。
(写真は無いが)《和風チーズグラタン》も、つまませていただく。
あっさりしたホワイトソース。(当然だけど)粉っぽさは皆無。
茄子・蜂の巣(ホルモンね)にピッタリだ。

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煮物は《鱶ひれ冬瓜》
前回のに続き”鱶ひれ”。中華スープに冬瓜があう。ほぐした帆立も滋味深い。
しかし一番感心したのは、モヤシ。その太さと下処理の丁寧さ、しゃくしゃく感は
も~感動モノ。

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強肴は選択性。《伊勢海老具足煮》を選ぶ。(写真がボケちまった)
豪快にぶつ切りにした伊勢海老を、味噌を溶かし込んだアメリカンソースに
絡めていただく。味噌の甘味が和風っぽくて、乙。

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同時に《マグマ大王》も御相伴させていただく。
海鮮の石焼。さっと醤油を塗った、鮑・蛸・蝦・松茸など。

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食事は《糠鯖茶漬》を選択。
三年寝かしたという糠鯖は、カリッとした食感、濃厚な味。
旨味が溶け出して、幾らでもかき込めてしまう。

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デザートは二品盛り合わせ。《恵那の栗 無花果のコーンポート》
栗は前回も頂いた。
無花果以外の果物も、数種が甘く煮られて(しかも、素材そのものの食感を壊さない程度に)
ジュレで纏められているいる。爽やかな、初夏の香りがする。
ソースは上品な甘味で滑らか。

いや、今日もご馳走様。
しかし、この店、ホントにお腹が一杯になる。
小食の女性だと、食べ切れんのじゃあないか?