基本的には、所蔵品の中からテーマにあった作品を選定しての収蔵展。
お盆最中の平日だというのに、中は相応の混雑で、これは想定外。
ま、”おしあいへしあい”のレベルではないのが救いだな。
ま、”おしあいへしあい”のレベルではないのが救いだな。
圧巻は『狩野探幽』の〔路釈人物花鳥図画帖〕と〔和漢古画帖〕。
何れも、彼の所に持ち込まれたり、収集したりした画を、
詳細な説明と共に、縮小して模写したもの。これが膨大な量。
いかに、当時の権威であったかと共に、本当に研究熱心な人だったことが
窺い知れる。
丁寧に描き移したもの、さらっと描いたもの、色々あって面白い。
これとは別に〔花籠に牡丹図〕といった自身の作品も展示されているが、
上記”画帖”に似通った構図のものがあり、この由縁も興味深い。
何れも、彼の所に持ち込まれたり、収集したりした画を、
詳細な説明と共に、縮小して模写したもの。これが膨大な量。
いかに、当時の権威であったかと共に、本当に研究熱心な人だったことが
窺い知れる。
丁寧に描き移したもの、さらっと描いたもの、色々あって面白い。
これとは別に〔花籠に牡丹図〕といった自身の作品も展示されているが、
上記”画帖”に似通った構図のものがあり、この由縁も興味深い。
『狩野常信』の〔梅に鶯図〕。
三幅対の掛け軸。一本の梅の木を幹と左右の枝に三分割している。
更に霞がたなびき、一画面の中も横に分割されている。
力強い幹と、うねった枝。それに止まる鶯が、左右に一羽ずつ。
非常に大胆な構図。対でなくとも、一幅毎に飾っても十分に成立する。
三幅対の掛け軸。一本の梅の木を幹と左右の枝に三分割している。
更に霞がたなびき、一画面の中も横に分割されている。
力強い幹と、うねった枝。それに止まる鶯が、左右に一羽ずつ。
非常に大胆な構図。対でなくとも、一幅毎に飾っても十分に成立する。
『英一蝶』の〔雑画帖〕。
これも色々な主題の画を集めたもので、今回の主題に添っているのは〔牡丹図〕。
が、それと並べられている牛の画が楽しい(見開きなのでね)。
水辺にゆったりと寛ぐ牛達。あるものは横になり、子牛と戯れ、尻を向け、
のんびりとした中に、ユーモラスさが漂うのは、正しく『一蝶』の面目躍如だろう。
これも色々な主題の画を集めたもので、今回の主題に添っているのは〔牡丹図〕。
が、それと並べられている牛の画が楽しい(見開きなのでね)。
水辺にゆったりと寛ぐ牛達。あるものは横になり、子牛と戯れ、尻を向け、
のんびりとした中に、ユーモラスさが漂うのは、正しく『一蝶』の面目躍如だろう。