RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

コマツ堂@下神明/大井町:イタリアン

【品川区役所】の向かい、
『ニッコロガシ』の裏手になる。

一年ほど前に
武蔵小山】から越して来たのだと、
「品川経済新聞」には書かれている。

https://shinagawa.keizai.biz/headline/4482/

店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター。

予約を入れようとすると、
18時/19時/20時の各時間が表示され、
我々の訪問時にも
18時に四人、19時に三人の入店だった。


料理の供され方が変わっている。
先ずは《旬のお任せ小皿前菜(5皿)4,500円》が出され、
それにパスタや肉類を追加する流れ。

お酒は、店主に好みを伝えセレクションして貰う。


が、何はともあれ、先ずはビールでしょ。

イタリア産のラガービールを呑むのは初めてかも。
アルコール度数は4.5度も、原材料には玉蜀黍も入り、
雑味のあるたっぷりした呑み応え。


一皿目は《Nemoのカンパーニュ 富山産ホタルイカ 〇〇〇フキ モッツアレラ
ブルスケッタ》(〇〇〇には産地名が入る。以下、同)。

しっかりしたカンパーニュの土台に
ホタルイカのねっとりした苦味、フキの爽やかな苦味、チーズのコク、
幾つもの味が重なり美味しい。

上々の出足で、この先にも期待が持てる一皿。


合わせたのはオレンジの味がするスプマンテ
柑橘香は勿論だが、苦味が特徴的。


《〇〇〇産サワラ フルーツトマト ハーブ》

フルーツトマトはオーブンで焼かれ
甘味が立ち酸味は軟らか。

鰆は旬の味。食感も香りも良い。


ワインをポルトガル産の白に。
色味の割には爽やかな味わい。


《春の緑野菜 スペイン産グアンチャーレ》

サラダの位置付けか。
グアンチャーレ=豚のホホ肉を塩漬けにして熟成させたイタリアの伝統的な食材、とのこと。
上に乗っている半透明の三切れがそれで、程好い脂感と塩味。

野菜は焼かれた香ばしさ。
そして、何れも旬のもの。
身体の血が綺麗になるような一皿


《熊本産筍 北海道産ホッキ貝》

ホッキ貝の旬も~5月までとのこと。
身が締まり、焼かれて甘味も活性化。

筍は穂先の部分で軟らか。
春の息吹を感じる。


同じワインをお代わりしつつ、
《千葉産金目鯛 駿河湾産桜エビ リゾット米 和出汁》

これが絶妙の一品。

お米には海老も入りざくざくの食感、

上に乗る金目の身は厚く脂が乗っている。
皮目はぱりっとした焼き上がり。

が、なによりも張られた出汁が美味しい。
澄んだ和風の味で、滴々と浮かぶオリーブオイルにも合う。


ここまでの五品、
全て和の旬の素材が使われ
しかも手を掛け過ぎていない。

オリーブオイルが無ければ、
和食でも十分に通じそう。


三品目を食べた時点で肉類を事前にオーダー。

《鹿児島県産黒毛和牛ウチモモのビステッカ

表面はかりっと焼き上がり、
火の通りは上々。

力強い肉の味が
ストレートに味わえる。

付け合わせのじゃが芋が、
これまた美味。
ほくほくとして最高。


ワインは赤に。
フレッシュな果実感はリクエスト通り。


これを食べるためにパスタを我慢したドルチェは
《松の実のリコッタのチーズケーキ》。

自然な甘味とこっくりたチーズケーキの上に松の実。

〆には最上の一皿。


支払いは〆て21,700円。


評価は、
トラットリア基準の☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


これだけ旬を生かした料理の数々なら、
季節ごとに訪れても楽しいだろう。