十日前にオープンの新店。
その翌日に前を通ったら、
【桜田公園】の入り口まで待ち列は伸びていた。
でもまぁ時間も経ったし、
喧噪は落ち着いてるんじゃね?と
足を向ける。
店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター。
11:10の入店で先客は二。
おや、想定以上に空いていると思ったら、
その後の来客は六。
単に客の切れ間というより、
店主のTwitterの書き込み
「開店間際か13:30過ぎは比較的空いている」に
反応したものと思われ。
オーダーは各所に置かれたQRコードを読み込み。
決裁はその場で、現金払いにも対応。
食したのは、
大盛り醤油ラーメン(仮)。
値段は1,000円。
発注を終えると{家系}のように「お好み」の確認。
麺の硬さ
味
油の量
は、全て普通でお願いする。
3分ほどの待ちで供された一杯。
おお、表面は「陰陽勾玉巴」のようになっている。
漆黒の部分は「マー油」だろうか。
青葱が一つまみ。
鳴門は の の字に置かれている。
メンマは裂き烏賊状に極細。
榎茸のようなしゃくしゃくの噛み心地。
味付けも面白い。
チャーシューは大人の掌大のロース肉が一枚。
厚みもある。
麺は細、ストレートで緩くカール。
ずばっと啜れば、つるっとして
芯は僅かにコシの残る歯切れ。
「普通」でも硬め寄りに感じ、好みの茹で加減。
量は200gほど。
スープは清湯醤油で乾物魚介の香り。
表面の油も厚すぎず。
先ずは黒くない部分を口にする。
素材由来の軽い酸味に、
魚介の柔らかい旨味。
鹹さや塩味も強過ぎず、
旨味が出しゃばることも無く、良い塩梅。
次いで「マー油」の部分を混ぜ込み。
大蒜の香りは抑え目。
苦味も主張し過ぎずで、
これは美味しい。
七割ほどを飲んでしまう。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
メニューが(仮)とされているからには、
今後異なるものが出されるのだろう。
定期的にウォッチしながら、
次の機会を窺うことにしよう。