RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

日本橋 天丼 金子屋@赤坂 2024年11月13日(水)

『金子半之助@日本橋』の係累店と聞く。
先の店は凄い行列だが、
標題店はそこまではなさそう。

場所は【コマツビル】の裏手。
外堀通り】から一筋奥に入った細い通り沿い。


店内は厨房に向いたストレート九席のカウンター、
四人掛けのテーブルが四卓。

11:20の入店で先客は五。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。

オーダーは各所に置かれた写真入りのメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に入り口前のレジで。


食したのは
天ばら丼 上。

オーダーを告げると、味噌汁を付けるかの確認があり、
不要と答えたので
値段は1,700円。

そこから5分ほどの待ちで
雄渾な姿の穴子が乗った一膳が供される。

小さいながら蓋が被さっているのは御定法。


蓋を取れば穴子の上には柚子片。

海老、小柱、烏賊のバラ天麩羅がみっしり詰まる。
その上には獅子唐。
脇には、茶色っぽい舞茸も。


からっと揚がり衣はさくさく。

胡麻油の薫りと味が強め。

時として生姜も香る。

どの海鮮もすっと歯が通る軟らかさ。
海老はぷりっとしているが。

出色なのは舞茸。
熱々で根元の方はとろっと蕩ける食感。


穴子の長さは25㎝ほどもあるか。

一旦、避けて置き、後の楽しみに。

魚らしい匂いが、やや気になるか。


玉子は最後にTKGにして。
黄身の濃厚さが嬉しい。

ご飯の炊き加減は硬め。
甘めの汁はやや多めで、
米を満遍なく包んでくれる。
底に溜まるほどではない。


漬物は大きな壺に入り卓上に置かれているので、
小皿に適宜移していただく。
口の中がさっぱりする。

熱々のお茶は「黒豆茶」と書かれていたような。
ポットに入っているので、これも茶碗に注ぎ飲む。

 

評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

 内訳は各々☆3点満点で
    素材:☆☆☆
    下拵:☆☆
    揚げ:☆☆☆


ご飯の量がさほどでもないので満腹にはならないが、
衣と油のおかげで腹持ちは善し。