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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

庵 とんかつ&焼鳥 An@赤坂見附 2024年8月7日(水)

店先の看板にも書かれている通り、
【プレデンシャルタワー】脇のこの場所に在った『フリッツ』は
名は体を表すで揚げ物がウリの店。

が、もう一つの特徴は
なぜかしら《ラーメン》を供しており、
自分が最後に訪問したのは2011年8月末のこと。

その時には《冷やしラーメン》を食べている。

その後、変遷はあり、
標題店は揚げ物にプラスして《蕎麦》を出すのだと言う。


店内は大小のテーブルが多数に小上がりまで。
相当の人数を収容できるよう。

11:30の入店で先客は四も、
その後は続々の来客が引きも切らない。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。

会計は食後に入り口正面のレジで。


食したのは「おすすめ」と書かれている
おろしロースかつのつけそば。
値段は1,600円。


そこから10分の待ちで
湯桶に入った蕎麦湯も同時に供される。

おや、デザートまで付いているぞ。


蕎麦の麺は細、ストレート。
エッヂは立ち、つるっとした口当たりで
芯には僅かにコシ。

全体としては、しんなりとした口当たりに喉越し。

量は150gほどか。


つけ汁の仕上がりは軽め。
醤油の鹹さも、乾物出汁の強さも、味醂の甘味も。

たぶんこれは、薬味の大根颪と、

豚カツを漬して食べることで
油が染み出す前提の調整かと。

実際に「僭越ではありますが」と、
そのような食べ方をお勧めされるし。


カツは淡い狐色でカラッと揚がり香り善し。
大きさは大人の掌大、厚みは1㎝ほど。

芯はほのピンクで軟らかジューシー。
衣はさくさく。

試しに何も付けずにそのままを口に入れても、
豚肉の味とラードの香りだけで十分に美味しい。

その後は、
蕎麦汁に付けて、
塩を付けて、
醤油を垂らして、
ソースを垂らして、と楽しむ。

蕎麦湯をたっぷり入れた汁をお供にして。


デザートは硬めの杏仁豆腐に
ピンクグレープフルーツの果肉がまぶされたもの。

甘味と程よい酸味で
口の中はさっぱり。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


なるほど、蕎麦よりもカツが印象に残る。

『フリッツ』の記憶を辿りながら
食べたからかもしれぬが。