先日前を通った時に、
軒先に「冷し中華」の幟が揺れているが目に留まる。
常に出されるメニューも一過言あるものなので、
季節限定もそれなりにこだわりがあるのに違いない。
店内は厨房に向いたストレート九席のカウンター。
定刻より3分遅れて札が「OPEN」に返される。
イの一番に入り、その後食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は入り口左手。
食したのは、
冷し中華ソバ。
値段は850円。
食券を渡してから6分の待ちで
あまりそれっぽくない見た目の一杯が供される。
でも必要な要素は全てそろっているよう。
中央には味玉。
半分に割れば黄身がとろんと流れ出す茹で加減。
その奥を広げて見ると、
刻み海苔
千六本の胡瓜
メンマ
短冊状に切られたチャーシュー。
麺の上には白胡麻。
浅い鉢の縁にはたっぷりの練り辛子。
麺は細、縮れで透明感あり。
つるぷりの口当たりで
ぷっつりした噛み応え。
水できゅっと〆られた後の
水切りも十分。
滑らかな喉越しは季節感あり。
量は150gほどだろうか。
汁は王道の「冷やし中華」のそれも、
尖りの無い酸味がやや強め。
甘味はくどくなく、控え目。
とは言え、先の辛子は必須かも
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
初見とは異なり、食べ終われば
しっかりとした「冷やし中華」を味わった感。