RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

隠れ家鉄板 おぶ(2)@神保町:鉄板焼き

三年振りの訪問になるか。

その間に店の造作にも手が入り、
奥には宴会用のスペース。

業務用のワインセラーも導入され、
中には「オーパス・ワン」も入っている、と。


などとのハナシを聞きつつ、
料理の出来が良いのは相変わらず。


《蟹の甲羅詰め》

勿論、甲羅は外してあり。
身も味噌もぎっしり詰まり
初手から口福な気分に。


《牛肉に雲丹》

牛肉は甘辛い味付けで軟らか。
その下には大葉。

雲丹は粒の肌理が揃っている。

颪たての生山葵と合わせ
一口で頬張れば、口中に二種の濃厚な旨味。


《フォアグラ入り茶碗蒸し》

同店ではお約束の逸品。

フォアグラ+玉子+出汁はけだし
組み合わせの妙。


《鮑と鱈の白子》

鮑は厚みはあっても、
すっと歯が通る軟らかさ。

白子も大きく味が濃い。


《甘鯛と蕪、茸》

甘鯛は意図的に鱗が立つように焼かれている。
これがさくさくとして、存外に良い歯触り。

蕪もしっかりと野趣は残しながら
味に棘はない。


《オマール海老》

例によって焼く前に
「これを調理します」と。

半身にアメリケーヌソースが掛けられ
至福の味わい。

添えられたパンでソースは綺麗に拭う。


凌ぎとして出されたのは枝豆。

表面は焦げ茶色も、
中の豆の火の通りは上々。

中の一粒はぷっくり大きく、ほくほく。


で、その間に焼かれていたのは
シャトーブリアン》。

網目の脂の入り方の美しさ。

表面はかりっと。
芯は赤みが残るも
火はきちんと通っている。

ソース類も出されるが、
肉の味が強いので、
山葵や塩で食べ切ってしまう。


《炊き込みご飯》も蟹。
たっぷりの青葱と茸も入る。

これは見た途端に優勝確定の案件(笑)。

残った分は前回同様、
お握りにして貰い、持ち帰り。

これで後々の楽しみも増えるって寸法。


出汁と大振りな梅干しも添えられ。
口の中はさっぱりと。


《水菓子》には柑橘。

これも収穫量の少ないブランドものとのことだが、
名称を記憶してなかったのは残念。

 

素材は共通も、供され方が違っていたり
品種も多くなっていたりで、
今日も目も鼻も舌も喜び
胃は満腹。

お酒もビールとハイボールをしこたま呑んで
なんて幸せな時間。