RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺場voyage(2)@京急蒲田 2023年1月2日(月)

年末年始は、どこで食べ納めにしようか、或いは
どこで食べ始めようかの浮き浮き感よりも、
どの店がやってるんだろうか、の
情報収集に心を砕く。

行き先での良店が、
必ずしも営業していないのは悩みのタネ。


標題店は二度目の訪問で
移転してからは初。

京急蒲田】から【雑色】方面に
第一京浜】から一筋【蒲田】寄りの通りを歩く。

四時間前には
箱根駅伝」の集団が駆け抜けって行った喧騒が嘘のように静か。

店内は厨房に向いたストレート七席のカウンター。
四人掛けと六人掛けのテーブルが各一。

12:45の入店で先客は一。
その後、食べ終わって出るまでの来客はゼロ。


券売機は入り口右手。

食したのは、
ラーメン大盛。
値段は930円。

そっけない表示だけど、
実際は店外のA看板が正式名称との理解で宜しいか。


6分ほどの待ちで供された一杯。

既にしてラーメンぽくない見た目。


たっぷりの霰、お麩、微塵の紫玉葱、青葱。
彩りも美しい。


中央には貝の形をした最中。


中には、小さいけれど帆立が一つと茸のフレーク。


其処から流れ出すように
大量の岩海苔。

若布や貝のヒモも入っているか。


チャーシューは二種。

何れも豚ロースで
厚めの花札大が二枚、
薄めのトランプ大が一枚。

肉質が詰まり美味しい上に、
前者は芳ばしい香りがぷんぷん。


麺は細、ストレート。

表面滑らかで、つるっと啜れ、
軟らかめの茹で加減、ぷっつりと歯が通る。

喉越しも喉にすとんと心地良く、
量は200g強はあり、お腹が膨れる。

「菅野製麵」の麺箱が厨房内に積まれている。


スープは魚介系の塩、いや、
潮とか汐と表現した方がぴったりかも。

鹹さはさほどでもなく、
茸類の旨味も合わさって
陽光を感じさせる美味しさ。

表現は良くないかもだけど
「お吸い物」だよなぁ、これは。

気持ち良く、完飲する。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


昨年の1月2日の訪問は
『Jikasei Mensho@渋谷』と、
二年連続横文字の店名となった。

勿論、意図したわけではなく。