RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

NIBOSHIMANIA@蒲田 2022年12月2日(金)

9月に『比呂』の跡地にオープンの新店は、
店主が『丿貫』出身とのこともあり
あっという間に行列店に。

少しは落ち着いた頃かなと
10月中旬の週末に足を向けた時は
三十人以上の並びに慄き
踵を返した記憶。

でも今日はね、時間に余裕があるから。
多少の待ちは覚悟の上。

10:50の店頭着で
既に並びは十三。

店内は厨房に向いた五席と
壁に向いた六席のカウンター。

定刻通りに扉が開かれるも、
最初の十一人が中に吸い込まれるまで9分かかる。

最初に食べ終えた客が出て来たのが11:21、
自分が招き入れられ、食券を買い、着席したのが11:24。


券売機は入り口右手。

食したのは、
煮干そば+本日の和え玉B。
値段は900+350で1,250円。

《本日の和え玉B》は
「いわし明太子」の表示。
食券を渡すと大蒜か生姜を入れられるとのことなので、
後者をお願いする。


5分ほどの待ちで、
予めセットされた折敷の上に置かれた一杯。

う~ん、初手から煮干しの香りが全開。
具材はいたってシンプルも、インプレッションはなかなか。


チャーシューは大人の手の大きさ、
極薄の低温調理ロースが二枚。

そのままでも、火が通っても美味しく
軟らかい。


それ以外は、微塵の生玉葱のみ。


麺線は綺麗に整えられている。
表面粗目でエッヂが立つ。

ぱつぱつを通り越し、ばきぼきと
かなり硬めの食感。

量は100g強。


スープは濃いセメント色で粘度あり。

濃厚な煮干しの香りと旨味に、
苦味の加減が程良い。

蒼さを感じさせつつも、臭みとは異なるテイスト。


頃合いを見て《和え玉》をお願いする。

なかなかに面白い見た目。


鰯と明太子の入ったペーストがとろんと掛かる。


分葱の緑が鮮やか。


麺は汁モノと同じと思われ。
量も150g近くはあり。
ただ、茹で加減は、それより軟らかめ。


混ぜ合わせて口に入れれば、
両素材の混交した味わいは喧嘩もせず、
まったりと口に広がり、時に生姜が香る。

これは美味しい。

残して置いた汁に漬けてみるが、
これはあまり推奨しない味わい。
そのままが一番美味しいかも。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


直近に【蒲田】にできた新店の中では、
たぶん行列が何時までも続きそう。

もう少し、並びが少なくなれば、
回数を行きたいところだが。