十日前にオープンの新店は『和渦@北品川』の四号店。
既に行列店になっていると聞くが、この荒天なら
さほどでもないのでは。
それにしても、丁度二つの駅の中間、
【梅屋敷東通り】の外れ、
【産業道路】から直ぐの立地は
駅からは遠く離れた場所。
でも、どうしてかこの系列は、
何れもが似たような場所に位置している。
また、前店がラーメン屋さんとの経緯も同様。
それでも繁盛させてみせるとの、自信があるのだろう。
店内は厨房を囲むL字型九席のカウンター。
11:30の店頭着で七人の外待ち。
一旦、中に入り、入り口左手の券売機で食券を購入後
最後尾に着く。
中途、人数確認、食券の徴集があり
着席できたのは15分後。
食したのは、
醤油らーめん+大盛。
値段は1,000+100で1,100円。
ついにデフォで千円か、と
嘆息も出る。
とは言え、それから8分後に供された一杯を見て瞠目する。
いやいや、これは見目も麗しい。
チャーシューは豚と鶏。
豚は大人の手の大きさほどもある低温調理のロース。
薄めだが、赤身も脂肪も美味しい。
単一電池ほどの大きさの鶏肉は
噛み締めれば旨味がほとばしる。
薫香に近い、香りも善し。
短冊大の海苔一枚も香りが良い。
メンマは繊維が細く割かれ濃いめの味付け。
えのき茸(瓶詰め)みたいだ(笑)。
麺は太、捻じれ。
表面は滑らかで、もちもちな食感。
しかし、舌の上でさらさらと解け、
後には麦の旨味が残る。
量は200gほどか。
スープは動物系+乾物魚介の醤油味。
野菜による甘みは、巷間言われているほどには感ぜず。
素材由来の軽い酸味と、深みある醤油の鹹さ、
出汁のバランスも良いので、ほぼほぼ完飲してしまう。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
並び始めてから食べ終わって出るまで
約30分だから、思いの外、回転は良いのかも。
ただ駅から時間が掛かるのは難点だけど。