RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

板蕎麦 香り家@恵比寿:蕎麦/居酒屋

コロナ下も、第六波と七波の間には
飲み会が複数回あり、人数もほんの三名ほどから
八名を超える会も。

とりわけ、多人数でのそれは数年振りも、
今回は三人で卓を囲み
蕎麦を嗜む。

場所は【東口】に出て階段を降り、
【恵比寿通り】に至る途上。

駅からちょっと離れただけで
喧騒が嘘のように人通りも少ない一角。


当日は、
「季節天ぷらと合鴨の陶板焼きのコース」3,200円に
「飲み放題」2,000円を付け、5,200円(税込)。

日本酒の制限はあるけれど、ビールは土地柄《ヱビス》のようだし、
十分に満足の行くラインナップ。


先ずは軽いアテで《揚げ蕎麦》が出される。
好きなんだよね、これ。
ビールにも日本酒にも合う。
ぽりぽりとこれだけで、軽くジョッキ一杯呑めちゃう。


《旬菜盛り》

何れも季節の食材も、とりわけ鰹の脂の乗りが上々。
また《チーズ寄せ》は、初めて食べる組み合わせで美味(乾燥フルーツの
組み合わせはあるけどね)。


《蕎麦酒肴》

蕎麦屋の酒のツマミにはお馴染みの三品が揃い踏み。

《焼き味噌》は芳ばしいし、
《だし巻き》は出汁が強めで頗る好み。


《合鴨の陶板焼き》

合鴨とあって野趣には欠けるも、
脂も乗っているし、肉は軟らか。

お約束の葱も勿論だが、トマトも火が通り
甘味が活性化。
季節の野菜の活かし方が上手いなぁと感心。


《季節の天ぷら》

これも旬の素材がたっぷりで。

穴子以外はほぼほぼ野菜だけど、
熱々と程良く吸った油で、お腹にも結構溜まって行く。


〆の蕎麦は細と太の二種から選べ、
自分は太い方を選択。

挽ぐるみの色の濃い蕎麦は
香りに加え、咀嚼し喉を通る時の抜けが素晴らしい。

そしてこれにも天麩羅が付く。

海鮮を中心に三種。
やはりアスパラが美味しい。

歳を取ると、だんだんと野菜の良さがわかって来る(笑)。


呑んだ後は、蕎麦の実を焙じたお茶が出される。
熱々で香りも良く、口の中がさっぱりだ。


評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。

量はさほどではないものの、
材料の良さと組み合わせの妙には感心した。