RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

鮨・酒・肴 杉玉@大森:居酒屋

コロナ禍はなかなか終息しないけれど、
そんな中でも街は次第に賑わいを取り戻しつつあるよう。

先日訪問した標題店も
19時頃の入店~20時過ぎの退店で
奥のスペースは団体客で満席。

壁沿いの二人卓も半分以上が埋まっており、
中には二回転目に入る席も。

入り口近くのカウンター席の利用はちらほらも、
全体を通せばかなりの入り。

そして、自分的には
当該チェーンは「スシロー」の系列とのこともあり、
前から狙っていた。

鮨・酒・肴 杉玉 – 大衆寿司居酒屋


場所自体は【中央口】を出て
ロタリーを渡った真ん前のビル一階なのだが、
入り口のファザードがシンプル過ぎて
目立たない難はあるのだが。

自身もその存在に気付いたのは数ヶ月前とのこともあり、
どんな店だろうと、ワクワクはしていた。


先ずはビールで喉を湿らす。
その後は日本酒~ハイボールと呑み進む。

日本酒は独自ブランドの〔杉玉〕も、値段は安い上に
淡麗な飲み口がなかなか。

ハイボールはかなり濃いめに作られており、
結構酔いが回ってしまった(笑)。


で、料理の方はと言えば・・・・。


《杉玉ポテトサラダ》

これこれ、これを食べたかったのよ。
値段は439円(税込み)と、店のメニューの中では高めだけど、
ビジュアルは店名にもなっている「杉玉」そっくりで。

透明なカプセルを外せば、中は球体で外側の緑色は青海苔
半分に割れば中には半熟の玉子。

やや海苔の風味が強いけれど、
ポテトは滑らか、全体としてまったりの味付けで
これは美味しい。


《刺身四点盛り》×二人前

鮪、白身、帆立、〆鯖と、
悪くはない一揃い。
山葵も、ちゃんとおろしたものだし。


《唐揚げ》

チューリップの唐揚げは面白い。
衣はかりさく、中はジューシー。
齧り付けば湯気がほわっと上がり、
細い骨ならばりばりと食べられる上がり具合。


《天麩羅盛り合わせ》

海老、烏賊、茄子、薩摩芋。
衣は少々厚めだが、上がり具合は善し。
塩も二種用意され、味の変化も楽しめる。


《おでんの大根なのに天麩羅》

齧り付いて驚いた、衣の中は確かに
出汁の沁みた大根。
食感の妙がなんとも言えず。
勿論、大根も美味しいし。


《まぐたく冷奴》

豆腐がしっかりと硬い。
鮪は脂が乗っている。

山葵の茎漬けはピリ辛
沢庵のぽりぽり食感も面白い。


《出汁巻き玉子》

椀に入って来たので驚いた。
蓋を開けた途端に出汁の香りで。
面白い盛り付け。

出汁の効きは弱め。
その分、玉子の味を楽しめる。

鬼颪は無くても良いかな。
味が薄まってしまう。


お腹も少し膨れて来たので、
ウリの寿司を行ってみるか。

《ジャンボ帆立》《飲めるサーモン》《海のフォアグラ雲丹バター炙り》

何れも珍妙なネーミングも、
その通りのものが出て来るから面白い。

酢飯は赤酢。形成も悪くなく
口の中ではらりと解れる。


穴子一本》

長さは20㎝ほどもあろうか。
甘めのツメが掛かり、身はふわとろ。

これで税込み329円は素晴らしいと思う。


評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。

お酒もそこそこ呑んだので、
払いの方は七千円弱。

でも、これだけ飲み食いの結果であれば、
ましてや内容を勘案すれば十分に満足。

今度はランチに来てみよう。