特に意識することなく欲望のままに店を選んでいるつもりなのに、
標題店への訪問は、調べてみるとピッタリ一年振り。
しかも選択メニューも同じなのは、
もう笑うしかない。
店内は厨房を囲むL字型十二席ほどのカウンター、
奥にはテーブル席。
12:50の入店で先客は四。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は入り口左手。
食したのは、
つけ麺。
値段は900円。
値上げはされていないよう。
食券を渡す時に
「野菜増し、辛味抜き」をお願いする。
5分ほどの待ちで麺とつけ汁が同時に供される。
やはりこれくらいの盛りがないと、
お腹膨れないよねぇ。
麺は幅広の平、ストレート。
少しぴろぴろ感あり、表面は滑らか。
濃い麦色に芳醇な麦の薫り。
流石は「三河屋製麵」の謹製。
心地良い舌触りに、もっちりとした噛み応え、
つるりとした喉越しも嬉しい。
量は250gはあるかな。
つけ汁の上には野菜と豚。
野菜はイイ具合に盛り上がっている。
100%モヤシでくた気味の茹で加減。
ほくほくとし、つけ汁に沈めてから頬張れば
かなり幸せ。
豚は大人の掌大のロース肉、
5㎜強の厚みを二枚重ねている。
歯がすっと通る茹で加減は上々も、
ちょっと薄く、小さくなった気もする。
つけ汁は豚醤油で、表面にはたっぷり背脂。
その下には微乳化のくすんだ琥珀色。
軽い酸味に大蒜の香り、
醤油の鹹さは押さえ目で、
豚の出汁と判り易い旨味。
かなり残しちゃう。
それでも、後で喉が渇いた。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
食べ終わるのに7分ほど。
限定でもいいから《まぜそば》やって欲しいなぁ。