『@幡ヶ谷』の店に行ったのは、もう七年も前のコト。
その時も疑問に思ったのだが、
新潟県全域で{生姜ラーメン}が好まれている書きっぷりだったけど、
長岡地方だけだと思うのよね、燕辺りだと{背脂}だしさ。
そして標題店のウリは{半ちゃんラーメン}。
普段はラーメン(汁モノ)とご飯を合わせることは無いし
経験値も低めだけど、これだけ前面に出されると、
やはり食べてみようとの気になる。
【西口】に出て左手に、
【川崎】方面に5分ほど歩いた右手。
店内は厨房に向いたL字型十二席のカウンター。
11:05の入店で先客は一。
その後、食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
券売機は店の中ほど左手。
食したのは、
生姜醤油ラーメンと半チャーハン。
値段は880円。
カウンターに貼られた蘊蓄を読んでいると
中華鍋を煽る音がする。
ほう、炒飯は都度都度炒めているようだ。
これは期待できそう。
3分ほどの待ちで、
先に炒飯が供される。
八角形の器に、ドーム状に綺麗に盛られている。
背脂も掛けられ、具材は鳴門・焼き豚・葱・玉子。
塩味は軽くラードのまったりさが良い感じ。
ぱらっと仕上がり、このタイプは好きだな。
更に1分後、ラーメンが供される。
懐かしい 中華そば の見た目と共に、
生姜の香りがほわんと立ち上がる。
ホウレン草は一掴み。
軟らかめの茹で加減。
メンマは細目。
しなっとしてしゃくしゃくした噛み応え。
海苔一枚は香りが良い。
チャーシューは短冊大のバラ肉が一枚。
7㎜ほどの厚さがある。
醤油系の味も染み、軟らか。
すっと歯が通る。
その上にはたっぷりの颪生姜。
これは少しずつスープに溶かすことにしようか。
麺は細、縮れ。表面は滑らかで芯は白濁。
軟らかめの茹で加減で、ぷつりと歯が通る。
喉越しも心地好い。
量は100g強はある。
スープは動物系+魚介系で
醤油の鹹さよりも出汁の旨味が前面に。
それに生姜が溶け込み
ひりりとした舌への刺激も良い具合。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
麺とご飯の合わせ技で。
実際は麺を先に食べ切り、
後から炒飯を、残したスープを飲みながら食べるのが
個人的には王道。