二十日前にオープンの新店。
場所は【東急本店】の対面。
または『俺流 塩』の真向かい(笑)。
『俺流餃子楼』も先のビルの二階に在るし、
「らーめんワールド」のドミナント戦略かなとも思う。
店内は厨房を囲むコの字型十席強のカウンター、奥にはテーブル席もあるよう。
11:05の入店で先客は一。
その後、食べ終わって出るまでの来客も一。
券売機は入り口右手。
食したのは、
味玉らーめん+大盛。
値段は750+100で850円。
食券を渡すと、背脂の量と
麺の硬さの確認が。
夫々、普通でお願いし、
4分ほどの待ちで
受け皿に乗った丼に入った一杯が供される。
これで「並」?と
首を傾げるほど大量の脂が盛られている。
チャーシューは大人の掌大、
低温調理のロース肉が一枚。
厚さが3㎜ほどあるのは良いのだが、
やや噛み切り難い。
メンマは濃い色味。
懐かしいシナチクの味わいで、
繊維も強め。
トッピングの玉子は少々小振り。
黄身はねっとりと濃厚も、
とろとろと流れ出す茹で加減は
もうちょっと硬めだと嬉しい。
背脂は真っ白で、たんまりと盛られている。
仄かに甘く、一つまみ入っている茹でモヤシとの
相性は抜群。
麺は細、縮れ。
表面は滑らかで、つるつるしこしこ、
ぷつっと歯が通る。
舌に心地良く当たり、喉越しもすんなり。
「麺の麻生」の麺箱が
厨房に積まれている。
量は200gを超えるほどか。
スープは少し濁りのある豚骨醤油。
背脂の部分を避けて口に含むと
随分としょっぱい。
たぶん、甘みのある背脂で中和され
マイルドになる前提のチューンと思われ。
溶けるにしたがって、次第に気にならなくなる。
それでも過半は残してしまうが。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
資本系とは言え、
この場所でこの価格の一杯を供するのは
たいしたものだと思う。