三日前にオープンの新店。
もっとも17日からプレオープンはしていた模様。
二週間前に通った時にはまだ工事中も、
看板は既に掛けられており、
『バリ男』の隣に出店するのか、と
訝った記憶。
確かここは『紅とん』が在った場所だよなぁ。
店内は厨房に向いたストレート七席のカウンター、
四人掛けのテーブルが四卓
二人掛けが一卓。
11時丁度の店頭着で既に五人の待ち。
その後も続々の来客で、食べ終わって出る頃には外待ちも。
ただ、時節柄か相席はさせない方針のようで、
そのせいもあるかも。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接、
会計は渡された伝票を持ち、
食後に入り口脇のセルフレジで。
これが伝票に印刷されたバーコードを読み取らせるシステム。
たぶん、自分は使うのが初めてと思う。
食したのは、
月見ワンタンメン 淡麗醤油+麺の大盛変更。
値段は850+110で960円。
オーダーから7分ほどで
受け皿に乗った淡い翡翠色の丼に入った一杯が供される。
ほ~、チャーシューが入っていないのね。
月見なので中央には生玉子。
その周囲には雲呑が五個。
皮も大きく二つ折り、ちゅるりんとした舌触り。
肉餡はたっぷり、生姜の味付け。
時として、しゃくりとする歯触りも。
メンマは細い拍子木状。
こりこりした食感に、
竹の味と発酵香。
ホウレン草は茎の部分でかなり青くさい。
麺は細、縮れ。
透明感あり、表面は滑らか。
つるぷりな啜り心地と歯応え。
量は200gほど。
スープの表面には透明な油が厚めに。
出汁のベースは豚骨か、
ややくすんだ琥珀色。
出汁の味が前面に出て、それでも
さほどは強くなく、醤油の旨味はあるものの
鹹さは抑えめで、間違いなく淡麗。
罪悪感無く飲めてしまうが、半分以上は残す。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
生玉子の入らない《煮干しブラック》にして、
+140円の《半チャーハンセット》の方が
満足度は高かったかも。
常の自分の流儀には外れるが。