標題店も今年の夏から二毛作営業。
何時終了しても不思議ではないで、
早めに行っておくのが吉。
【SL広場】を抜け
【栄通り】から【赤レンガ通り】に出て直ぐの左手。
店は看板の出ているビルの二階。
上がる手段はエレベーターしかない様子。
オマケに入り口の扉は黒い覆いがされており、
営業しているのかどうか、
はたまた混雑の度合いも分からないのはかなり不安が募る。
店内は厨房に向いたストレート四席ほどのカウンター、
テーブル席は数ヵ所に分かれ、計二十人以上が向かえる椅子の並び。
13:00の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
オーダーは直接、会計は食後に
店奥で。
食したのは、
津軽煮干し中華蕎麦(味玉入り)+和え玉。
値段は850+250で1,050円。
オーダーから6分ほどで
白い丼に入った一杯が供される。
既に煮干しの香りが立ちあがり、
加えてなんて綺麗な麺線。
チャーシューは大人の掌大、低温調理のロース肉が一枚。
そこそこ厚みがあり、軽く大蒜が香りつつ、噛み切るには難渋する。
その上には、小口の青葱と
細かく刻まれた柚子皮。
味玉は黄身が赤みを帯びている。
茹で加減は絶妙、味付けは軽めだが
黄身自体が濃厚で美味しい。
海苔一枚は8㎝四方で厚みあり、香りも良い。
メンマは穂先でかなり太目も、繊維にさくりと歯が通る。
麺は細、ストレート。
ややパつんとしながら、表面は滑らか、
さくさくと歯が通る。
量は150g弱ほどか。
スープは煮干し醤油。
薫りが良いのは勿論、旨味も強い。
苦みもちゃんとありながら、全体的に上品で
深みのある醤油とのバランスも良く美味しい。
頃合いを見て《和え玉》を発注。
こちらは短い時間で供される。
が、麺量多くない。
150g強はあるんじゃ?
汁モノと同じと思われ、食感は同様。
カエシと魚粉、煮干し油、
小さく切られたチャーシュー、微塵の紫玉葱がトッピング。
海苔も同じもので良い品だ。
先ずは撹拌しそのままを食べるが、
油強めで、味は薄め。
後は、残して置いたスープに漬けて食べるが、
これが滅法美味しい。
完食・完飲してしまう。
元々、スープの量は多くないし。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
兎に角、フラッグシップの汁モノが旨い。
素材もきちんとしたものを使っている様子。
機会があれば《濃厚》も試したいのだが、
界隈には新店がまだ幾つかあり、
なかなか悩ましいところ。