「ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート」の
第一弾として7月15日~11月4日の期間限定営業は
『ちよがみ』の跡地。
熱い汁モノは涼しくなってからと思っていたら
終了まで二週間を切ってしまい、慌てて駆け付ける。
11時数分前の着で既に列は動き出している。
食券先買いなので急ぎ購入し、
最後尾に着く。
丁度、「待機列②先頭」の貼り紙が見えるあたり。
ゆっくりと並びは進み、あと三人というところで満員に。
もうちょっと早く来てればな、と残念に思うも
こればっかりはしょうがない。
待っている間に店員さんが回って来て
食券を切っていく。
食したのは、
醤油らぁ麺+麺大盛り。
値段は1,000+180で1,180円。
店内は壁に向いたストレート六席のカウンター、
二人掛けのテーブルが八卓。
11:20には入店し着席、食券をカウンター上に置く。
思いの外、回転は良い様子。
5分後、大き目の丼に入った一杯が供される。
途端に旨味の香りがもうっと立ち上がる。
素晴らしく複層した芳香。
見た目はかなり地味なんだけどねぇ。
チャーシューは子供の掌大、
薄めのバラ巻が二枚。
軟らかく、豚肉の野趣と脂肪が美味しい。
メンマは穂先が二本。
さくりと歯が通る。
トランプ大の海苔が一枚。
小口の青葱がちょこんと乗せられ、
これが存外に美味しい。
麺は細、ストレート。
つるりと唇に当たる。
軟らかめの茹で加減、すっと歯が通り
麦の味が芳醇。
喉越し心地良く、量も200g強は有り。
スープは動物系+魚介系の醤油清湯。
表面の透明の油も多目。
三位のバランスが良く、旨味の広がりと深みが同衾し、
乾いた日向の味がする良質な造り。
でもこれは、記憶で美化された
「昔に食べて美味しかった支那蕎麦」を再現した一杯に思えた。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
良い素材を使い、試行を重ね、精根込めて産み出した一杯が
世間からも絶賛される。
料理人として、さぞかし本望だったろう。