コロナ禍で酒を扱う店の多くが二毛作に乗り出したのだが、
都の要請も週明けには解除される見通しの中、
今後どうして行くのだろう。
まぁ比較的評価の高い店は、今のうちに
行っておくに若かずだと思うが。
標題店はニヶ月ほど前から
バル『RED CIRCLE』で営業しているラーメン店。
場所はJRの高架下の商業施設【日比谷OKUROJI】の一角。
新橋からはやはり高架下の【URACORI (銀座裏コリドー)】を
通って行くと、雨の日は濡れずに具合が良い。
店内はストレート五席のカウンター、
五人ほどが掛けられるソファ。
11:35の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客は三。
オーダーは直接、会計は食後にカウンター越しに。
食したのは、
醤油らーめん 。
値段は850円。
ライス無料ですがいかがですか、の声掛けありも
何時もの通り遠慮する。
発注から4分ほどで
朱色の刷毛目が描かれた丼に入った一杯が
カウンター越しに渡される。
チャーシューを丼の縁に沿わせて供するのが
最近の流行りのようだが、それにしても目を惹く面積。
大人の手の大きさ、低温調理のロース肉が一枚。
薄めですっと歯が通り、豚らしい野趣が香る。
半分はそのまま、もう半分はスープに沈め、熱を通してから食べる。
ささがきの白葱と、小口の青葱。
味玉半分は黄身がもふもふの食感。
海苔一枚は大き目のトランプ大で香りが良い。
それを除けると、
下からはたっぷりのメンマが現れ、
さくりと歯が通る。
美味しく高評価。
麺は極細、軽くカール。
ぱつっとして、ぷっつりと歯が当たる。
喉越しも良く、量は150gほどか。
勿論、全然足りないのだが。
スープは動物系+魚介系。
深みのある醤油とのバランスが良い。
軽い甘みと乾物系の旨味が
口中にふっくらと広がる。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
お腹を膨らませる為のご飯よりも、
より味わう為の大盛りを所望する。
スープとの数のコントロールの問題だろうけど、
大盛りが無い店は少なからずあるよね。