【山王パークタワー地階】の飲食店街に
二週間前にオープンの新店。
あの場所にそんなスペースあったかしら?
『ライオン』の跡地かな、と行ってみれば
ここは嘗て『かっぽうぎ』の在った場所。
やはり昼の営業だけだと厳しいんだね、
お酒を出さないと。
店内はほぼほぼ居ぬき。
窓に向いたストレート五席のカウンター、
四人掛けテーブルが六卓、
八人が向かえる大テーブルが二卓。
11:45の入店で先客は十二。
その後もぱらぱらと客足は途切れることがない。
オーダーは直接。会計は
渡された伝票を持ち、食後に入り口脇のレジで。
食したのは、
濃厚サバつけ麺。
値段は900円。
大盛無料と書かれているので、
悩むことなくお願いする。
6分ほどで四角い盆に
麺とつけ汁がセットされ供される。
つけ汁がちょっと少な目かな。
大事に使わないと。
麺は中、平、ストレート。
表面は乾いたような口当たり。
ちゃんと水で〆られているハズなのに。
ずるりと啜ってはむっと歯を立てると・・・・、おや?
コシとか噛み応えとかの類がまるっきり感じられない。
すっと歯が通り、噛み切れてしまう。
かと言って、ぼそぼそでもなく、しっとり。
茹ですぎてもいない。
なんだが狐につままれたような不思議な感覚。
量は300gほどあり。
中途、添えられた櫛切りの檸檬を搾り味変。
鯖に柑橘は相性が良いけど、できれば
酢橘等の方がより合うんじゃないか。
つけ汁の表面にはくすんだ色の油が張られている。
その下には鯖の良い香り。細かい粒子が舌に当たる。
がつんと来る強さは無く、上品な旨味。
昆布出汁とのハイブリッドかな。
麺にも絡み、上手く味が乗る。
最後は美味しく完飲する。
中には拍子木状のメンマが二本。
しゃくしゃくした歯応え。
チャーシューはトランプ大、薄めの低温調理のロース肉が二枚。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
今日は季節外れの暑さだったから
《つけ麺》を選択も、もうちょっと涼しくなったら
汁モノを試してみるかな。