RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

中華そば 結。YuI(5)@大森 2021年9月16日(木)

九月になって涼しい日が随分と増えて来た。
夏の限定もぼちぼち仕舞いかなと、少々感傷的になる。

実際、標題店の《味噌つけ麺》は食べ逃したしな。

今回もそうならないうちにと、二ヶ月振りの訪問。


11:30の入店でイの一番。
その後、食べ終わって出るまでの来客は三。

入り口左手の券売機で「限定A」のボタンを押す。
最下段に配されているので少々分かり辛い。


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食したのは、
鯖と夏野菜の涼夏冷麺。
値段は1,200円。


食券を渡してから4分ほどで
ある意味ダイナミックな見た目の一杯がカウンター越しに渡される。

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ホールトマトの存在感が凄い。


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赤く熟したトマトがマルっと一個。
食べやすいように、また味が沁みやすいように
包丁の目が入っている。

かぷっとかぶりつくと、歯茎に沁みるほど冷え冷え。
同時に甘みと酸味、出汁の旨味。

これは美味しいなぁ。


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チャーシューはトランプ大の低温調理のロース肉が四枚。


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茄子が二つに切り分けられて。
こちらも出汁の旨味が染みている。
身が詰まっていて、たっぷりした食べ応え。


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ズッキーニも同様の処理。
夏野菜の揃い踏みだね。


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麺は細、ストレートで一本は長め。
表面は滑らかも、なかなかつるっと啜り上げることはできず。

しこっとした噛み応えに、つつっと伸びるような歯切れ。

量は150gほどかしら。


スープは白濁し、ややざらつく舌触り。
ミルキーで臭みなく、軟らかなな口当たり。
乾物系の出汁と青魚系の旨味がたっぷりしている。

軽い酸味と苦みが却って涼しさを醸す。

中途、「激辛辣油」を一垂らしして味変。

完飲したいくらいの美味しさだったけど、
塩分のことが頭をよぎり、すんでのところで踏みとどまる。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


完成度の高い限定品。

しかしこれは、味噌の入っていない《冷や汁》のアレンジじゃないか。
それに夏野菜の炊き合わせををプラスして。