【東口】に出て正面を見れば
横断歩道の先の路地に店の看板が目に入る。
迷う隙もなし。
11:25の着でイの一番。
以降、列はするすると伸び、
開店時には七名ほど。
躊躇なく、一目散に向かって良かった、と
胸を撫で下ろす。
店内は厨房を囲むL字型のカウンターが七席。
時節柄間引かれているよう。
その後、食べ終わって出るまでの来客は十二と
なかなかの繁盛。
券売機は入り口左手。
その前に、手指の消毒も忘れずに。
食したのは、
特製塩つけ麺。
値段は1,150円。
細麺か平麺の選択なので
迷わず平麺をお願いする。
7分ほどで
麺とつけ汁が同時にカウンター越しに渡される。
一目見て、ああ、これは
とっても好きなヤツだと、
勝手に複数回頷く。
麺は幅広の平、ストレート。
ぴろぴろで一本は長めの全粒粉。
麺線は揃えられ、早く食べてと言わんばかり。
つるりと啜れ、もちっとした歯触り。
透明感があり、心太を食べてるみたい。
でも、麦の旨味はしっかり。
量は300g弱ほどだろうか。
喉越しも心地好い。
つけ汁は、淡い黄金色の塩。
尖りなくまろ味あり。
動物系の出汁の旨味と併せて食べさせるタイプ。
油が多めで唇がぺたぺたになるも、
しつこさや不快感は皆無。
葱と塩気の強いベーコンのようなバラ肉が加味され、
良いアクセントに。
チャーシューはバラが二枚、ロースが三枚。
何れもトランプ大で5㎜厚。
前者は周囲に赤い焼き目。
共に豚の旨味に軽い塩気、
何よりも清新な香りが堪らない。
メンマは穂先が一本。
しゃくしゃくした歯ごたえ。
親指の先ほどの鶏つみれが三個。
これも香り良く、つけ汁を吸ってしっとり。
玉子の茹で加減は絶妙。
黄身は程よくかたまり、濃すぎない味付けが好ましい。
これも香りがいいんだな。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
凄い《塩》を食べた、との食後感。
こうなると《醤油》も気になる。