三年振り二度目の訪問。
入り口のドアが開け放たれていることを除くと
特に対策らしいものは無し。
店内は厨房を囲む奥に長いL字型のカウンター。
12:45の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客も三で
密には程遠い状態。
券売機は入り口右手。
食したのは、
角煮油そば。
値段は980円。
カウンター越しに食券を渡すと
「中盛にできますよ」との有り難いお言葉。
道理で券売機が赤×表示になっていたわけだ。
麺量は並で150g、
中盛で225g。1.5玉だね。
5分ほどで
大きな漆黒の丼に入った一杯が「お待ちどうさま」と
カウンター越しに渡される。
具材が前面に綺麗に配されている。
角煮は三個。
面積こそ花札大も、何れも厚みがある。
甘辛い味が染み、箸で持ち上げるとふるふる震え
口に入れればとろり蕩ける。
美味しい。
半熟玉子半分の黄身はゼリー状。
表面に色は付いていないものの
上品な出汁がほんのり付き、上々。
分けても素晴らしかったのがメンマ。
太い拍子木状も、噛めば繊維がはらりと解れ、
軽い甘みに、発酵香に胡麻油の味。
ここ暫くで食べた中では最上の部類。
刻んだ生玉葱は水にさらしてあるよう。
小口に切られた白葱と青葱。
刻み海苔もたっぷり。
縁からは汁も見え、和えられてはいないようなので、
ぐりんぐりんと撹拌する。
麺は中、やや細、ストレート。
パスタ様で表面は滑らか。
歯を立てれば、ぽくっとした感覚がありながら、
もちりとする、なかなかの性質の良さ。
量は200g強。
味付けは醤油、出汁、油。
鹹さは控え目で、やや甘めに寄る。
旨味が前に出る悪くない味付け。
でも油がちょいと多いかな。
後でお腹に応えた。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
具材が良く出来ていたせいか、
全体的に前回よりも好ましく感じた。