標題店もまた、
無くなると困る一軒。
ただ【川崎】へは電車への移動が必須だし、
直近では用事もないしで、場所自体がとんとご無沙汰。
ただ今日はね、所要のついでに。
時間はムリしてでも作りますよ。
繁盛しているとはいえ個人商店。
生き長らえているかどうか正直どきどきもの。
が、店頭に出されているA看板が目に入り
ほっと胸を撫で下ろす。
入り口の引き戸は全開。
二席×二卓のテーブルはそのままも、
L字型のカウンターは五席に間引かれている。
13:10の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
券売機は入り口右手。
メニューが整理されたのだろうか、
全体にすっきりした見目。
食したのは、
醤油チャーシューつけめん。
値段は1,050円。
気分が高揚しているので
ちょいと驕ってみる。
ただ常なら迷いなくランチ無料の大盛りコールも、
体重増が気になる今日この頃、やはり自重する。
食券を渡してから11分ほどで、
麺とつけ汁が同時に供される。
チャーシューの存在感に圧倒される。
大人の掌大、1㎝厚のロース肉が三枚。
軽く炙られ香ばしい。
箸で摘まむとくたっとする軟らかさ。
口の中でとろり蕩ける。
それでいて豚の旨味は抜けてないし
出汁の味も染みて美味しい。
麺は太、捻じれ。
ごつごつさを感じさせつつも表面は滑らか。
ずるんと啜り、もむっと歯を立てれば
格闘感は無く芯までムラなく茹り、もちんとした噛み応え。
量は200gちょっとか。
つけ汁は動物系+魚介系。
柔らかい口当たりにとろみあり。
葱のアクセントと胡椒のピリ辛が効いて、
よくある系とは一線を画す旨さ。
濃さも絶妙で、完飲をすんでのところで思いとどまる。
中には乱角のチャーシューとメンマ。
このチャーシューも随分と大きく
赤身の繊維を感じながらすっと歯が通る。
メンマも歯応えにバラツキなく良く出来ている。
トランプ大の海苔が二枚。
厚みがあり香りも良い。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
きわめて満足度の高い一杯。
これからも折に触れ通います。