この機会に、普段は行けない行列店に
(勝手に)並んでみるシリーズ第二弾(笑)。
『つの井』の前を通り
アーケード商店街に入る。
300mほど直進し
JRの踏切を渡って直ぐの左手。
10:15の着で既に十人の待ち。
暖簾が掛かる頃には二十人を超えている。
定刻通りにシャッターが開き、最初の六人が中に入って行く。
が、ここからが長かった。
前にいた男性の二人連れが
「とっとと喰って、出て来いよ」と毒づくくらい。
一番目の客が出て来たのが11:15。
丁寧に作られるのもそうだが、カップルが多いのも
回転が悪い要因かも。
11:25には中に招き入れられ、店奥の券売機で食券購入。
店内は厨房に向いたL字型六席のカウンター。
食したのは、
味玉 中華蕎麦〈塩〉+麺大盛。
値段は980+120で1,100円。
その後8分ほどで供されたので
オペレーションが遅いのではなさそう。
何杯作っても、寸分の狂いもなく配されるだろう具材の並びが美しい。
麺は細、ストレート。
透明感がありエッヂが立っている。
表面はすべすべ、つるりと啜れる。
もっちりした噛み心地、すとんと食道を下りる喉越し。
量は200g弱ほど。
スープは透明度の高い淡い麦色。
最初の二口目までは塩味が、
三口目くらいから蜆がやって来る。
ガツンと響く濃さはないものの
じんわりと効いて来る旨味。
ともすればクセの強い蜆の味を一旦抑え込み、
その後品良く掬い上げ、表面に出す。
すいすいと飲めてしまう。
美味しく完飲。
チャーシューは低温調理、
トランプ大のロース肉が二枚。
肉質もみっしり詰まり、それでいて軟らか。
大蒜の味付けが良い感じ。
メンマは太さも長さも揃った拍子木状。
さくりと歯が通る。
芽葱数本に、微塵の生紫玉葱。
+130円の玉子は
表面軽く色付き
半分に割れば赤み掛かった黄身が濃厚でウマい。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
待っている間に雨が降ってくれば
傘を貸し出してくれるなど、ホスピタリティも十分。
食べ終わって出る頃には、列は更に先まで伸びていた。