RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

三宅料理店@大森:イタリアン/フレンチ

【入新井公園】近くの小体なお店。

中は二人掛けのテーブルが八卓に
厨房に向いたカウンターが四席ほど。

四~五日前にWebで席のみ予約。
我々の入店時に先客は二組で
何れも家族連れ。


少し肌寒くはなって来たけれど
先ずはビールで喉を潤しメニューを検討。

シェフが一人だけなので、できるだけ最初に
全てのオーダーが望ましい、と書かれているので
かなり真剣に向き合う。

 

f:id:jyn1:20191029072851j:plain

《生ハム 庭園風サラダ 自家製オニオンドレッシング 》

口の中ですっと溶ける生ハムよりも
主役はやはり野菜。

大田市場が近いせいだろうか、
後々出て来る野菜はどれも美味しい。

 

f:id:jyn1:20191029072859j:plain

《アスパラ ミラネーズ》

グリーンアスパラでも随分と軟らか。

目玉焼きを半分に割り、濃厚な黄身をまぶして口に入れれば
ソースでなくてもアスパラと玉子ってこんなに合うんだねぇ。

 

f:id:jyn1:20191029072905j:plain

f:id:jyn1:20191029072911j:plain

しらすルッコラ・ボッタルガ(からすみがけ)》

雪のように唐墨が万遍無く降られている。
そのせいもあり塩味はやや強め。

上質な しらす も相俟って、
口の中を汐の風味が駆け抜けて行く。

パスタの茹で加減も上々。

 

f:id:jyn1:20191029072826j:plain

バゲット》1ピース100円。
これは既製品と思われ。
計3ピースをオーダー。

 

f:id:jyn1:20191029072833j:plain

《牛赤身肉グリル150g》

ホントはもっと多い量を所望も、
事前に切り出してあるのだろうか
これ以上のグラム数はムリと言われ泣く泣く。

焼き加減はミディアムレア。自分的には丁度の感。

付け合わせの野菜ともども
塩・檸檬・粒マスタードでさらっと食す。
それ以外の調味料はまったく不要。


まだ満腹には遠いけど、たまには
これくらいも良いかも。

代わりにデザート多目に頂こうか。

 

f:id:jyn1:20191029072839j:plain

《ほうじ茶のジェラート

 

f:id:jyn1:20191029072845j:plain

《林檎のタルト 栗のジェラート添え》

何れもほっとするような優しい味。
甘みも強過ぎず、〆には十分に満足。


中途からのワインは、

f:id:jyn1:20191029072931j:plain

《アスコニ エクセプショナル・リースリング

やはり「リースリング」に魅かれてしまう。
でもモルドバ共和国産は初めてかも。
後で調べたらルーマニアウクライナに挟まれた小国なのね。

香りは高く、酸味は弱くほどほどの辛さ。
飲み口も軽めですい~っと喉を流れて行く。

3,500円は市価の2.5倍の値付けとややお高い。


全体のお代は〆て1.25万円。

評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆★。


何れの料理も塩が強く使われ、
全ての皿で野菜が印象的。

miyakeryouriten.gorp.jp