RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

CHINA MOON@学芸大学:中国料理

東横線学芸大学を西口に出て左手に歩く。
一本目の角を右折すると、さりげない佇まいで店はある。

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店名にあやかるように、兎の絵が軒下に描かれている。
店頭にはメニューとともに、未就学児童の入店は遠慮する旨の張り紙が。
落ち着いて食事をしてもらいたいための計らいのようだが、
住宅街でこれをやるのは、かなりの矜持がないと辛いだろう。

中は落ち着いた雰囲気。四人掛けのテーブルが六卓程度だろうか。
奥の厨房にかなりのスペースを取っている感じ。

例によってビールを呑みながらメニューを選定。
客の人数にあわせて、1~3人用のハーフポーションも用意されているのは
嬉しいな
(ただ、この店で唯一CPがあっていないと感じたのが、このビールの量と価格)。

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《棒々鳥》冷たい前菜。八角の香りがすごい。一口食べるとスパイシー。
色々な香辛料が口中で弾ける。ウコンの入っていないカレーといった趣き。
初めて食べた。ピリピリ感が堪らない。

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《蟹玉》(実際はもっと上品な名前です。ただ、記憶していないだけ。以下、同)
蟹肉や中に入っているインゲンのシャキシャキ感も勿論だが、玉子はふわっとして、
その食感が素晴しい。泡立て器でホイップしたんですか?

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《鮑のクリーム煮》ホワイトソースは優しい味。
鮑は適度な歯応え。旨みもしっかり残っている。
海鮮特有の臭いも無く美味しく頂けた(ちなみにこれで4,200円)。

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《牛肉炒》青椒肉絲風に味付けされた牛肉に、葱と胡瓜の千切りを添え、
クレープに包んで頂く。北京ダックのような味わい。クレープは計六枚あった。

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《花巻》中華蒸しパン。二個で一皿。仄かに甘い。
これでクリームソースを掬って頂くと、ウマ~。

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《フカヒレ姿煮そば》
dancyuの2009年5月号で紹介されている。
今日、ここに来たメインの目的。本来なら、フカヒレが丸ごと一枚入って1,890円なのだが、
二枚付けにしてもらって3,600円(確か・・・・)。
麺はシコシコの中華麺。かなり量が多い。
湯は濃厚で滋味深い。一気に啜ると胃が熱くなる。
湯通しされた青梗菜はシャキシャキ感を残しながらも食べやすい。
『みちば』で食べたゴロッとした、一筋一筋を感じるフカヒレも美味しいが、
ここのように、ピロピロした感じで、融けるように口中で擂り潰せるものも、また由。

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〆は《マンゴープリン》クコの実が乗っている。甘さ抑え目。マンゴー自体の甘味・
酸味・香りがそのまま生かされている。口がさっぱりした。

ビール等をまずまず呑んで、お会計は1.8万円弱。高いものを二品も食べてるしな。

近所の人(たぶん)が食べているいるのを見ると、
点心とあと一皿、1~2杯飲んで三千円といった使い方ができる店のようだ。

あと、冷たい料理には冷たい皿、熱い料理には熱い皿、ここまではよくある。
加えて、取り皿も同様に冷・温を分けて供しているのは立派
(しかも、かなり冷たいし、かなり熱い)。