こんな感じで席が設えられている。
メニューが提示され、幾つかは料理の選択をしなくてはいけない。
ビールを飲みながら、説明を聞き、検討する。
表題にあるように、月毎で内容は変わるみたい。
お椀は《すっぽん冬瓜万頭》
冬瓜は薄切り。でも食感は楽しめる。饅頭の中にはエンペラを含め、
すっぽんの各部位が切り分けられて入っている。
出汁は濃厚。
刺身は《オコゼと鰹》
オコゼは皮と肝が美味い。肝はカワハギとタメを張る。
鰹ははしりの爽やかな味わい。
焼物は《焼やさいと鰤》鉄鍋で供される。
予め、別々に調理された野菜が鍋の中で一つになっている。
炊き合わせか?と思った。里芋の味付けは出色。
煮物は《鮎 素麺》
茄子の味が濃く、まだ季節前だろうに美味い。
鮎は頭からバリバリと頂く。肝の苦味がたまらん。大人の味だ。
素麺もコシがあってつるつるだ。
強肴は選択性。《鱶ひれ茶碗蒸》を選ぶ。
鱶ひれは小ぶりだが厚みのあるものがゴロゴロ入っている。食感良し。
かかっている餡は中華料理の”湯”か?素材の旨みがたっぷり溶け込んでいる。
玉子の硬さも上々。量も十分だ。
食事は《麺類色々》を選択。更に、温・冷・カレー味といったバリエーションがある。
熱いものや辛いものは苦手なので、ここでは冷たい麺を。
手打ち麺はコシがあり、歯応え・噛み切り感良し。出汁もおいしいなあ。
表面に散らされている天玉が、油分が少なく好印象。
ビールは5~6杯しか飲んでいないのに、思いの外お腹が脹れた。
懐石と名乗っているものの、様式だけを取り込んで、中身は和・洋・中の
美味いところを集めている。
良質の素材を、人数と時間という手間を掛け、兎に角美味しく仕上げている料理の数々。
美味いところを集めている。
良質の素材を、人数と時間という手間を掛け、兎に角美味しく仕上げている料理の数々。