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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

宮本三郎と昭和の婦人誌-女性美を求めて@世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 2009年4月30日(木)

WEBでこの界隈の美術館やギャラリーを検索している時にたまたま見つけた。
こんなところが有ったんだなあ。

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自由が丘駅】から徒歩十分程。
【等々力通り】沿いのコンクリート二階建ての建物がそれ。

入館料は200円。

宮本三郎』は雑誌への挿絵を多くした人で、今回の展示も
実際に掲載された雑誌が並列されている。

客は私以外には一人だけ。多分、一日にそう何人も来ないんだろうな。

全部で四十点弱だろうか。経年に並べられているので、画風の変化がよく分かる。
展示されているのは、全て女性(タイトル通り)。
当時の有名女優の画も何点かある。
しかし、これが、何と無く似ていない。昔の日本映画は(普通の人よりは)観ている
方だと思うけど、記憶にある彼女等と、どこか違う。
思うに、外見を似せるより、特徴を掴むことに専念しているから?

それでも、デッサンを観ると、(素人がいうのもなんだが)素晴しい出来で、
バレリーナの筋肉の具合も良く表現されている。

更に後期の作品は、写実的なものから、より幻想的になっていくのだが、
これが良い。
特に館のパンフレットの表紙にもなっている〔ヴィーナスの粧い〕なんかは
ぐっと来ますぜ。