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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

筆墨の美―水墨画展 第一部 中国と日本の名品@静嘉堂文庫美術館 2009年4月29日(水)

以前住んでいた所からは近かったのでよく行ったが、
引越してからはとんと疎遠になった二子玉川
今日は水墨画を観るためにやって来た。

でも、家を出てから、駅までは四十分弱だから、そんなに遠いわけではない。
ホームページを見ると、美術館まではバスの利用を推奨しているが、
歩いても25分ほど。気候も良いし、汗もかかないし、軽い運動になった。

【世田谷総合高校】の方から折れて、急な階段(というか、山道。本当に急。
体力の無い人は絶対途中で挫折すると思う)を昇って行くと、
現れたのは”裏門”の表示。が~~ん。

何としてでも正門から入るべく公園をぐるっと回る
(でも後で確認したら、裏門から入っても、何ら問題無かった)。
これで随分と時間をくってしまった。

で、まただ。、今日もバッテリー残量が無く、写真の撮影が不能
いったいど~なっとるんだ、このケータイわぁ!!

静嘉堂文庫美術館
何と立派な建物!ま、謂れを知れば、むべなるかな。入場料は800円。

もぎり(兼、入場券販売)のおばさんが、「図録を無料で差し上げています。
宜しかったら、お声掛け下さい」と言うのだが、「?」。
振り返って見て合点が行った。過去開催された展覧会の図録(且つ、今日展示されている
作品が掲載されている)が山積みになっている。希望すれば、タダで持ち帰れるらしい。
ひゃっほ~。ええ、ええ。是非、頂きますともさ。

展示自体は中国の画が二十点弱、日本の画が二十点弱。それに文房具類。
古い物から新しいものの順に並べられていて、水墨画の流れがよく分かる。
国宝や重文・重要美術品も多数ある。
さほど広くは無いスペースだが、展示数も少ないので、ゆったりと鑑賞できる。
おまけに入場者も殆ど居ないしな。

でも、数の少なさは致命的。
渡辺崋山』の〔遊魚図〕や『酒井抱一』の〔絵手鑑〕、『狩野安信』の〔蓮の燕図〕
といった好みの作品もままあるのだが・・・・
(特に〔遊魚図〕の、単色で、濃淡だけで魚を描き分ける技術は素晴らしかった。
あと、鯛の鰭!ヒレに感動するのもどうかと思うけど、イイんだから仕方無い)。

帰り際にパラパラと捲って、気に入った図録を一冊頂く。
イメージ 1
ちゃあんと袋に入れてくれる心遣いは嬉しい。
でも、「三冊下さい」と言えないのが、気が小さいなぁ。
お願いしたらくれただろうか?