RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ヤッターマン@丸の内ピカデリー3 2009年4月19日(日)

丸の内ピカデリー3は【マリオン新館】の5階。
客席数540と、スクリーンもさることながら、かなり大きめの劇場。

指定席券の購入窓口は、向かって左と右で別々の劇場(ピカデリーは右側ね)なので、
注意が必要。実際間違えちゃったし。
場内へのエレベータも二つあるが、これはどちらに乗っても、問題ない。

スクリーンに対して客席の勾配はかなり緩めなので、後ろの方が上席
(これは窓口の女性も、その様にアドバイスしてくれる。それはい~んだけど、
指定席券を渡す時に、投げ出すように、こちらに抛って来た。感心しないなあ)。
それでも見上げるカタチになっちゃう。

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さてヤッターマンである。

封切り一ヶ月以上経っているが、館数は減ったものの、まだこんなに大きな劇場で上映されている。
一部評論家のウケも良いようだ。
もっと早く行きたかったのだが、他に用事もあったので、この時期になってしまったわけだ。

兎に角、全編がエロエロでお下品でお馬鹿なギャグに覆いつくされている。
この手のお笑いが嫌いな人は、この映画、観ない方が良い。
私は全然不愉快ではなかったし、最後まで楽しく観せてもらった。

出演者が皆、素晴しくはじけている。
特に『深キョン』がイイ。〔富豪刑事〕でその片鱗はあったけど、
「やっておしまい!」の決め科白もそうだし、怪しげなダンスも恥ずかしげも無く踊るし、
上出来である。
シリアスからコミカルな演技まで卒無くこなし、最初配役を聞いた時は
「え~っ?!」と思ったけど、観終わってみれば、「他にいないだろう”ドロンジョ様は」
と感じさせるはまり具合。
「ドロボーから盗んだ・・・・」のモノローグでは、思わず泣きそうになったもん。

それ以外でも『福田沙紀』や『岡本杏理』といった女優陣が、監督の(多分)ムリな要求に
応えて、奮闘しているのがいじらしい。加えて、二人とも可愛いし。

ブタもおだてりゃ木に登る」の名科白の場面も実写風だし、
「ぽちっとな」の初回場面では、スクリーンに向かって
「はい、皆さんご一緒に」と言わせてみたり、観客との共有感を意識しているのも分かる
(お約束のメカの解説もあるしな)。

{タツノコ}のキャラがいたるところで頻出し、過去のSF映画からの数々の引用
(『インディジョーンズ』とか『ターミネーター』とか。SF以外でも多々あるようだが・・・・)
があったりで、それを探すのも楽しい。

子供向け映画を装った、大人向けの作品と言ってよい
(ってゆ~か子供券売るなよ。
ディスカウントでも、売れ残ってたぞ、子供の方が)。
作中の科白、「子供はわからなくてもいいんだ」を随所で
つぶやきたくなる。

再見に値するお馬鹿映画、
の表現があたっている気がする。