
帯にある
〈世界が感動した 21世紀版『アルジャーノンに花束を』〉
に惹かれて購入した。”ネビュラ賞”も受賞している。
新聞の書評も好意的。
ちなみに、〔アルジャーノン〕は”ヒューゴー””ネビュラ”の両賞を受賞。
自閉症(これが自閉症の症状?と違和感あるが)の『ルウ』は、
その特殊な能力のおかげで、健常者に近い生活~一流企業に勤め、
車の免許を持ち、アパートで一人で暮らし、フェンシングのサークルにも
参加している~を、おくっている。
その特殊な能力のおかげで、健常者に近い生活~一流企業に勤め、
車の免許を持ち、アパートで一人で暮らし、フェンシングのサークルにも
参加している~を、おくっている。
そんな彼に、画期的な治療方法が開発されたことが知らされ、
会社はその実験台になることを強要する。そして・・・・。
会社はその実験台になることを強要する。そして・・・・。
実験台にならないと〔アルジャーノン〕と同じ展開にはならないわけだから、
当然のことながら、彼は治験に参加する。
ただ、この小説のキモは寧ろその前にある。
(ここで設定されている)自閉症者と健常者の感性の差の描き方が妙味。
当然のことながら、彼は治験に参加する。
ただ、この小説のキモは寧ろその前にある。
(ここで設定されている)自閉症者と健常者の感性の差の描き方が妙味。
惹句にあるような”感動作”かと聞かれれば、自分の答えは”否”。
少なくとも泣けはしない。
でも先に挙げた理由で、作品自体は十分に堪能できたけどね。
少なくとも泣けはしない。
でも先に挙げた理由で、作品自体は十分に堪能できたけどね。