RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

近代の屏風絵@泉屋博古館 分館 2009年3月8日(日)

六本木から六本木一丁目まで、てくてく歩いてやって来た。
ず~っと下り坂なので、膝に負担は掛かるが、比較的楽な
15分くらいの行程である。

有料の展覧会をハシゴすることはあまり無いのだが、
両者とも会期末が迫っており、致し方ない。
こちらのチケットは400円で購入済み。


イメージ 1
”~煌めきの空間~”

三井寺展”とはうってかわって、近代の屏風絵なので、
(当然のことながら)保存状態は良し。
ただ、ここ、スペースが狭いから、屏風のような大型の作品だと、
展示数が著しく少なくなるのが難点。
今回も僅か15点の展示。色紙×2、香合×2が含まれているので、
屏風は十一双のみ。前・後期両方通えば、ほぼ倍は観られる計算だが・・・・。


『上田耕甫』の〔白鶴〕。細かい描き込みに圧倒される。胡粉の盛り上げ方がすごい。
『望月玉渓』の〔白■孔雀〕も同様。こちらは孔雀の睫毛まで描き込んである
(■は令+毛という漢字)。

一方、『香田勝太』の〔乱菊図〕と〔春秋草花〕は屏風なのに”油彩”。
でも、なんとなく、それっぽく見えるから不思議。
数羽描かれている雀が、いい味を出している。

ただ、この分量だと30分くらいの滞在が限度。
不謹慎だが、展示室の真ん中に畳が敷いてあれば、
もっとゆったり観られるだろうが・・・・。