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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

松岡映丘とその一門@山種美術館 2009年2月15日(日)

この美術館は、さほど広くないので、展示数が限られている(今回も五十点弱程度)。
でも、料金は常に一律800円。
あくまでも個人的な趣味の方向性によるけど、当たり外れのブレは大きい。

日曜の昼下がりだが、中は空いている、と言っても良いくらい人が居ない。
ま、観るには絶好の空間、だな。

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“松岡映丘とその一門”
日本画家の『松岡映丘』とその影響をうけた画家達の作品展。

特に「へぇ~っ」と感じたのは、『橋本明治』の〔月庭〕と〔舞〕。
全体的に青い画面の舞妓さんの絵なのだが、線が大胆に黒く太い。
面の構成はまるで切り絵のようだ。西洋画ではよくあるけどな。

『山口蓬春』の作品は、日本画なのに、画面全体がざらついている。
どうも晩年の作品ほどこの傾向にあるようで、力強さを感じる。
逆に、若い頃の作品ほど、枯れた印象がある。


それ以外にも仔細に観た作品は何点かあるが、それでも滞在時間は
45分ほど。
定価入場だと、C/P悪いと感じていただろうなあ。