RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

加山又造展@国立新美術館 2009年2月11日(水)

”丸紅コレクション展”や”琳派から日本画へ”で、各一点を観て、どうにも気になっていた。
今回は、画だけで六十点以上を集めた展覧会だけに、期待大である。

二週間前に行った人から「土曜の午後イチだったけど、そんなに混んで無かったよ。
いや~、すごく良かった」と、聞かされていた。
チケットは既に、ディスカウントで800円で購入済み。
勇躍出かけたわけだが・・・・。

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加山又造展”

・・・・、混んでるじゃん。すごく。
でも大作が多いから、観られる角度は広いことが救いか。

〔雪〕〔月〕〔花〕といった代表作や多数の屏風・裸婦像。
鮮やかな色彩から、百花繚乱という言葉が相応しい。
兎に角、箔や金泥・銀泥の使い方が素晴しく、溜息が出てしまう。


でも、皆、何でそんなに離れて観てるんだ?
壁に架けてある作品の50cm前の床には、テープが貼ってあるから、
そこより前に出るのは、確かに反則だろう。
でも、屏風のようにガラスケースに入っている作品でも、1m離れて観ているんだよね。
もっと、側に寄ればいいのに。

例えば〔天の川〕。小さい鈴虫や飛蝗(多分)が描き込まれている。
あと、〔白い薔薇の裸婦〕。側に寄って角度を変えて観ると、背景の白薔薇
エンボスみたいに浮き上がって観える。
折角お金を出して観に来ているんだから、ためつすがめつしないと勿体無い。


光琳』を思わせる〔紅白梅〕。
等伯』を思わせる〔水墨山水図〕。
宗達』を思わせる〔龍図〕。
どれも本歌とは違った趣がある。

そして、{琳派}には欠かせない、焼き物の展示もあり、
一通り観て大満足の一時間半だった。
最初から、もう一周しょうかとも思ったが、次に予定もある。
後ろ髪をひかれながらも、会場を後にする。

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そして、久しぶりに買っちゃいました。<図録>。
2,300円、也。これで、当分は楽しめる。


次に向かった先は、同じ美術館内で行われている、
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ここなのだが・・・。

いや、もう大変な混雑。外に列。中にも列。すごい。
何でこんなことになってるの?幾ら無料とは言え。
どこかで紹介された?
あっさり、諦めてしまいました。


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たまたま、半券が有れば無料で入場可と張り紙が有ったので、
こちらに入ってみる。
展示作品数が多いから、それでも20分くらいは居た様だ。


う~、『加山又造』の他作品も観たいよ~。
大回顧展やってくれ~。