RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Hanaワイン@大井町 2021年4月30日(金)

元々はワインバーの二毛作営業も
コロナ禍の昨今では
『RAMEN火影』の定休日には間借り営業もしているよう。


場所は【立会道路】から狭い路地を入った中ほど。
飲食店が密集しているエリアで
『由良』の裏手と言えばよいか
或いは『(旧)凛』の二筋裏と言えばよいか。

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幟と看板を頼りに足を踏み入れる。

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店内は厨房に向いたストレート四席のカウンター。

席間には衝立と消毒液も完備。


11:30の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客もゼロ。


オーダーは直接、会計は食後にカウンター越しに。

食したのは、
しょうゆラーメン+大盛り。
値段は850+200で1,050円。


発注から7分ほどで
「お待たせしました」と供された一杯。

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具材がユニークだな。


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青葱が一掴み。これが醤油スープに著しくあう。

そしてこの手のラーメンには珍しい木耳もたっぷり。
コリコリした歯触り。


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チャーシューはトランプ大、5㎜厚のロース肉が一枚。
ほろりと軟らか。

解した鶏肉も他では見ない。
これもスープを吸って良い塩梅に。

その下には微塵の紫玉葱。


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麺は中、厚みのない平、縮れ。
表面滑らかだし、一見するとぴろぴろ麺も
おっとどっこい口当たりはもそもそで
むちんと歯が通る
あまりお目に掛かったことのないタイプ。

でもこのスープにはどんぴしゃ。
量も200g強はあり、かなり満足。


スープの醤油は尖りやきつい鹹さがなく、
旨味がじわっと広がる指向。

滋味がしずしずと舌から沁みて
喉の奥で軟らかく楽しめる。

八割方を飲み干す。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


『火影』の定休日は確か月曜だったと認識。
近々で行ってみようかしら。

 

仙台辛味噌ラーメン

仙台のご当地ラーメンが「辛味噌」なのかと思ったら、
パッケージにもそのようなことは書かれておらず
メーカーのHPを見ても同様。

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 仙台味噌をベースに辛めに仕上げました、
とのことなのね。ちょっと紛らわしいかも。


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かやく で特徴的なのはモヤシ。
FDじゃあなく、
レトルトタイプで常温保存可能品。

液体スープと同様、
蓋の上で温めるようにとの注意書き。


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麺はお馴染みのもの。
湯戻し時間は5分。


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出来がリの見た目でもはや辛そう。
赤みが相当にさしている。

麺はいつもにも増してつるもちの感触。

モヤシもしゃくしゃくして良い感じ。

ただ、スープは個人的にはかなりの辛さで
ほとんど飲まずに済ませてしまう。
少々、勿体無かったな。

 

パーフェクトサントリービール

 キャッチコピーのまさにその通り、二度驚いた。

一つはそのネーミング。
よくまぁ、これだけ大上段に振りかぶった名称を付けたものだと。

 

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そして、飲んで驚いた。

一番搾り》の「脂質0」を飲んだ時にも感じた
喉を液体が滑る降りる時の違和感と独特の金属的な苦み。

やはりこれにも同様の感想。

ビールを飲んでいるのとは異なる感覚。

350缶にしておいてホントに良かったと、安堵すら感じてしまう。


インスタントラーメンも一時期
健康志向の商品が流行ったけど、今ではすっかり火が消えたよう。

アルコール類も同じ轍を踏むに違いないと改めて思う。

濃厚蟹みそラーメン 石黒商店@渋谷 2021年4月24日(土)

@神保町の繁盛店の二号店。

当該エリアも最近ではなかなか行く機会がなく、
それよりも多少は訪問頻度がある当地に出店してくれたのは
勿怪の幸い。

場所は【並木橋交差点】を背に
坂をちょいと上がった左手。

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店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

11:05の入店でイの一番。その後
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。


券売機は入り口左手。

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食したのは、
蟹みそまぜそば
値段は1,200円。

食券を渡すと、まぜそばは茹で時間が掛かる旨と
生卵が入るが大丈夫かとの確認、
あわせて大盛り無料との有り難い案内も。

麺量を問うと300gとのことなので
迷わずお願いする。

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それでも蘊蓄を見ながら待つこと7分で
まぜそば大盛りです」と
赤い丼に入った一杯がカウンター越しに渡される。

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へぇ、肉の固形物が入ってないんだね。


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微塵の紫玉葱にコーン。
後者は《味噌ラーメン》の矜持かな。


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しゃっきりモヤシは一掴み。
その上にはたっぷり肉そぼろ。
更にその上には生卵。


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青葱に蟹味噌。試しに一口舐めてみると
なるほどの味も、あまり濃厚さは感ぜず。


底に味噌だれが沈んでいるとのことなので
まずはさっくり混ぜ合わせる。

勿論、蟹味噌については
後から追加しようとの魂胆。

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麺は中、やや細、捻じれ。
表面はつるんとし、啜り易い。

太さがない割にはもちりとした歯触り。
タピオカ入りの効能だろうか。

浅草開化楼」製と書かれている。

量は間違いなく300g。


味付けのベースは味噌も、
少々の甘みがあり、
鹹さも尖りもなく、かなり薄めのぼやっとした味わい。

物足りなさを感じながら、後追いで蟹味噌を追加。
しかしそれでも、蟹らしい味は思ったよりもプラスされず。

むせ返るほどの旨味を期待したんだが、
かなりの肩透かし感。

むろん、蟹の味はちゃんとするんだけど。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。


値段を勘案した時の満足度。
もっと安ければ、感覚も違って来ようが。

 

 

田中そば店 新橋店(2)@新橋 2021年4月23日(金)

ちょっと出遅れてしまい、
冷たい麺を扱っている周囲の数店は
もはや入り口から待ち客が溢れている。


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標題店は夏限定の《冷やかけ中華そば》があったよな、と
足を向けるも、残念ながら券売機の当該ボタンには赤×印。

うむう。今から他店に回る時間の余裕はないし、
ここは熱い汁モノをなんとか頑張ってみようか。


店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

11:35の入店で先客は三。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。


券売機は入り口右手。

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食したのは、
中華そば+味付玉子+麺大盛り。
値段は770+110+100で980円。


食券を渡してから4分ほどで
カウンター越しに渡された一杯。

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変わらぬ見た目に、ある意味安心する。


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チャーシューは花札大、5㎜厚のバラ肉が三枚。
軟らかく、沁みた甘辛い味付けは大好き。


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メンマは濃い色付き。かなり細目。

葱がたっぷり一掴み。
だけど少々硬いなぁ。


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味玉の表面は薄く色付き
金の茹で加減は上々。

軽く出汁の旨味も染みている。

 

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麺はやや細、ストレート。
一本は長め。

つるっとして口当たり良く、
もちりとした噛み応え。

やんわりした茹で加減、
喉越しも心地良い。

量は200gちょっとあるかな。


スープは豚骨醤油。
表面には油がぎらぎらも
それほどのしつこさはなく。

塩のような薄い色味も
しっかりと醤油味。

豚の出汁の効き具合も巧妙で
寒い時期だったらもっと飲んでしまうんだろうが、
やはりそこまでは行けず。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


隅々まで計算の行き届いた一杯。

系列店がどこも高評価なのがその証左だろう。

 

 

世界の CUP NOODLES 地中海の漁師風 魚介仕立てのペペロンチーノ


なんとも微妙なネーミングと思ったら、
所謂シリーズ物で、現状では三品が上梓されてるのね。

だから最後に「S」が付いてるんだ。


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麺はいかにもカップヌードルなそれ。


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後入れの調味料は
「オリーブオイルフレバー」となっている。
「オリーブオイル」じゃあないんだね。


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出来上がり。

大蒜+鷹の爪+オリーブオイルが基本のハズだけど、
それだけじゃあ寂しいからだろう
キャベツや烏賊も添えられている。

イタリアの三色旗を彷彿とさせる彩も、
よくできているなと思う。

味もそれっぽいし、
なによりも驚くのは、やはり麺が
カップヌードルのものなのよね。

どんな味でも受け止めてしまう。
ある意味凄いと思う。

 



さつまっこ(2)@平和島 2021年4月19日(月)

五年半ぶり二度目の訪問。

【環七】添いのこの店は
『まことや@青物横丁』同様
コロナ禍でも営業時間が長く
使い勝手が良く有り難い。

またそれ故に、何時も多くの客で賑わっている。

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店内は厨房を囲むL字型十三席ほどのカウンター。

11:15の入店で先客は八。その後
食べ終わって出るまでの来客は五。

入り口は大きく開け放たれているし、
席に着けばさっと袋に入ったおしぼりが差し出される。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接、
会計は食後にカウンター越しに。

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食したのは、
さつまっこらーめん。
値段は950円。

麺量は160gの表示。
+100円の中盛りは240gになるけれど
千円をこえちゃうしなぁ。


ほんの4分ほどで
店名が印された丼に入った一杯が
カウンター越しに渡される。

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見た目が豪勢だから
気分もアガる。


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チャーシューは大人の掌大、
厚みのあるロース肉が三枚。

ややパサ気味も
スープに浸せばしっとり。

軟らかな肉質で、味の沁みも上々。
美味しい。


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玉子は小ぶり、黄身は硬めの茹で加減。
もふもふとした口当たり。

海苔一枚は厚みがあり
香りも良い。


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葱の脇には若布が一つまみ。
磯の香りがする。


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チャーシューを除けると
その下にはたっぷりの茹でキャベツ。

麺は中、やや細、捻じれ。
一本は短め。

軟らかめの茹で加減で、
つるつるもちもちの噛み応え。

かなり{家系}ライク。


スープは豚骨醤油も白濁しミルキー。
滑らかな口当たりに、仄かな豚骨臭。

野菜由来の甘みと
解りやすい旨味も相俟って
そのまま飲んでも随分と美味しい。
なによりも鹹くないのが良いよね。

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評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


《塩味》は+100円になるんだが
《らーめん+中盛り》で試してみようか。